僕がどこかで誰かと生きていたという記録。
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僕が高校生の頃からここ旧3号線の板付5丁目交差点角に大きな肉屋があった。

【サトーの肉市】というその肉屋は店内にレストランがあった。カットされたステーキ肉が並んだ冷蔵ショーケースから選んだ肉を焼いてもらい、定食として食べられる店だった。金額はたぶんグラム単価計算だったと記憶している。

肉屋の直営店ということでお得感のあるステーキ定食が食べられると評判で、国道沿いで広い駐車場もあったので職業運転手さんにも人気レストランだった。

運営するのは生鮮食品を中心としたスーパーマーケットの【サトー食鮮館】の佐藤株式会社だ。

平成13年【サトーの肉市】は一旦解体され、新築された建物の1階にスーパー【サトー食鮮館】、2階に【レストランさとう】がオープンした。2階ではステーキだけでなく、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶなども食べられる大きなレストランに生まれ変わった。僕は事務所が近いので昼も夜も時々利用させてもらっていたが、【レストランさとう】も残念ながら平成31年に閉店し建物は解体された。

そこに令和2年4月に新しく精肉工場とハム工場が完成し、5月に工場併設店としてオープンしたのが【肉や298】と【バーガー310】だ。良い天気の土曜日のお昼にバーガー気分になったので寄ってみた。

3種類のバーガーがあり、どれも980円。【肉や298】の厨房で作るので焼き立てだ。フライドポテトとドリンク付き。ドリンクは自動販売機から100円のものを自分で選ぶスタイル。肉肉しくボリューム満点のバーガー。近くの会社員がまとめて5人分くらい買いに来てた。

店舗裏にテーブルとベンチがあるが、目の前に福岡市の公園があったのでそこのベンチに座って独りランチを楽しんだ。公園の掃除などは佐藤の社員さんがやっているらしく綺麗に整備されている。小さなお子さんの家族連れも隣のベンチで食事中。精肉工場の社員さんもお昼を楽しんでもおられた。

ちなみに【肉や298】はもちろん肉屋さんだが、肉料理に合う調味料や野菜も少し、そして弁当や総菜類も売っていた。弁当を買いに来るだけでもまた寄れそうだ。


時代は流れて世間のニーズに合わせてお店も新しいスタイルに変化していくのは当然のことだが、40年前のあのどこか不思議な雰囲気の肉屋レストランが懐かしくてしかたない。歳とった証拠だろうな〜。

あ〜、そんなことを考えていたらまた【一九ラーメン糟屋店】が食べたくなった。いかんいかん。

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提供はこの容器に入ってます。
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ポテトもあるのでお腹いっぱいになりました。
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敷地内には2テーブル
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ドリンクは、コイン対応コーナーと書かれている部分の100円ドリンクのみ買えるコインをもらえます。
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公園の向こうには小路、そしてその奥には川が流れてます。
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精肉工場とハム工場
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以下の写真はお店のホームページ画面より拝借しました。
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店名:バーガー310
住所:福岡市博多区板付5−16−3
電話:092-574-2929
https://satoshokusenkan.co.jp/nikuya/





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■プロフィール
上野万太郎/僕がどこかで誰かと生きていたという記録。《食》との出会いは《人》との出会い。

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■著書:「福岡カフェ散歩」「福岡のまいにちカレー」

「福岡のまいにちカレー」(2014年4月)
福岡で毎日カレーを食べながら48店をカメラを持ってオーナーさんをインタビュー。カレーの数だけ物語がありました。

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「福岡カフェ散歩」(2012年12月)
福岡のカフェ54店を取材。オーナーさんの熱い想いを伝えたい。

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■欲望おにぎりとよろこび丼
2020年12月23日、長女がレシピ本居酒屋店長特製の欲望おにぎりとよろこび丼を出しました。

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