
先日【クボカリー大楠店】で毎度の特製チキンビリヤニを食べたら、ラムPキーマカレーの小皿サービスがあったのよ。それが美味しかったから今日はそれ狙いで食べに来たのよさ。
臭みのないラム肉キーマにシャキシャキ感の残るピーマンぶつ切り。それにちょっとシナッたくらいのぶつ切り玉ねぎ。良いバランスだわ。
そして最近ライスにもこだわってるらしい。その辺の話を先日久保店主に聞いてみた。
お米はうるち米に変えてからシーズン毎にプロに選定してもらってるらしい。炊飯器も台数増やして、こまめに時間差で炊いて、出来るだけ炊き立てで出せるようにしたらしい。
カレーについては、大名店、大楠店の共通のグランドメニューもあるがそれぞれの店でしか食べられないものもある。さらに日替わりメニューもあったりと、とにかく種類が増えている。
現在、グランドメニューは久保店主が主体でレシピを作っており、日替わりメニューはスタッフ主体で作り上げ、それから更にお互いのレシピに意見交換をしてブラッシュアップさせてるとのこと。まさに久保店主とスタッフの合同作品的な感じになってるそうだ。
2020年3月末、あれだけ人気だったクボカリープレートを辞めるという判断をした久保氏だが、その先にはこんなやり方を考えていたのだろう。
オーナーが一人で安定した同じ品質のカレーを毎日提供するというのも客目線で見ると嬉しいと思うが、【クボカリー】スタイルもこれからカレー店が事業として継承されるようになるには必要なことかもしれない。
何よりもみんなで話し合い意見し合いながらカレーを作っていくことは本人たちはとても楽しいし勉強にもなるらしい。
そして、今のスタッフはいつの日か自分の店を持つことが夢という人がほとんどだという。久保氏はそれを分かっていて共にカレー作りに対する経験や知識や技術を共有しようとしている。
これから先、【クボカリー】にはまた新しいスタッフが入って来ることだろう。それは一つの会社の事業継承というより、福岡カレー文化の継承という意味で何かしらの貢献をしていくんじゃなかろうかと思うのである。
とかを考えながら、ラムPキーマカレーを食べようとしたら、ススム店長が熟成ビネガーポークカレーの小皿も出して来た。
次はこれを食べろ、ということみたい(笑)。また釣られる。

ススム店長が「ちょっと食べてみてください」と小皿にカレーを出してきた。

熟成ビネガーポークカレー。いわゆるポークビンダルー的なカレー。

お店はレンタルスペースカシマス1階の右端にあり。駐車場は近くのコインパーキングをご利用ください。

ちょっと前に撮った大楠店の二人。右がススム店長。(2021年5月撮影)

そしてクボ店主(2021年4月撮影)

店名: クボカリー大楠店
住所: 福岡市南区大楠3-17-10
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