
篠栗四国霊場の総本寺で、第1番札所の『南蔵院』。
22歳から糟屋郡須恵町や福岡市東区に住んでいる僕にとっては、まあまあ近くにある観光名所なんだけど、36年経って初めてお参りに来た。昨日の日曜日、飯塚市【あかね荘】の帰りに。
世界最大級の涅槃像。
確かに、おっきいね。
そして、『南蔵院』のまさに入り口にある【たまや】でちょっと冷菓をいただきに。
昔は門前町の旅籠(はたご)として始まった【たまや】は、その後、篠栗四国霊場八十八ヶ所巡りの遍路宿として栄え、現在はお土産げと食事のお店として繁盛している。
現在の社長は桐生弘貴さん。そもそものお店の始まりが江戸時代ということで、今が何代目になるのかハッキリとした記録が残ってないらしいが、お土産げと食事という営業形態になってから3代目になるらしい。
桐生社長とは糟屋郡のあちこちのお店つながりで何度かお会いしたことがあり昨日は久しぶりでした。
お店に入ると志免町【家伝料理はな】の女将を年末で引退され息子さんにお店を譲られた宮丸佳子さんが迎えてくれた。
「あら〜〜、万太郎さん、お久しぶり〜!!」
「え???ここで働きよると??」
「そうなんですよ。息子にお店を譲った後に、ここで食事とかスイーツをやってくれないか?と桐生さんに声かけていただいたものだから」
「なるほどね!!それ良いね!!」
旅籠から遍路宿、そしてお土産げと食事の店、と時代とともに形を変えながらも『南蔵院』に来られるお客さん向けのお店として何百年(?)と続いて来た【たまや】。
しかしこれからの時代は【たまや】を目的地としてわざわざでもやって来ていただけるお店になっていかなかればいけない、という桐生社長。
【たまや】に来るお客さんが『南蔵院』にも参拝するという、今までとは逆の流れを作るんですね。
そんなことで、さらに食事メニューや和スイーツのメニューに力を入れてるそうだ。
店内には音楽ライブもできるような立派な会場もあり、COVID-19以前にはいろんなミュージシャンが定期的にライブをされていた。僕も2015年9月に一度来たことがある。そう言えば【家伝料理はな】の料理を初めて食べたのは、そのライブ会場だった。
COVID-19の終息を待っていても仕方ない。桐生社長は出来ることはなんでも精力的にやっていこうと元気いっぱいでした。
左が宮丸佳子さん。右が社長の桐生弘貴さん。

水信玄餅。黒蜜と黄な粉を絡めていただき。


あんみつ

冷やしぜんざい

国道201号線から南蔵院側に入ってすぐ左にあるコンクリート造りの建物が【たまや】です。

オリジナルグッズもたくさんあります。

南蔵院



下2枚の料理写真はお店から拝借。


店名: たまや
住所: 福岡県粕屋郡篠栗町篠栗987
電話: 092-947-0245
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そして、今日のお昼は志免町【家伝料理はな】でお昼ご飯。
【たまや】スタッフの宮丸佳子さんの息子の宮丸徹也くんとお祖母様。
12月までは宮丸佳子さんとお母様(徹也くんの祖母)とやられていた店。つまり現在は、孫と祖母さんでやられてるってことです。
大学出た後に博多の焼き鳥屋さんで修行していた徹也くん。
お祖母様が「孫が頑張っておりますので、よろしくお願いします!」とのことでした。

今日ははなランチをいただき。大分出身の宮丸家。だご汁ととり天のセットが最高です。夜は居酒屋営業の店ですが、非常事態宣言下のため夜の営業はお休みです。




店名:家伝料理 はな
住所:福岡県糟屋郡志免町志免中央2-1-30
電話:092-935-2050
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