この写真っていつのだろう。数年前のだね。東区箱崎で素敵にそしてパワフルに情報発信をし続けている小さな本屋さん併設のカフェ「カフェキューブリック」です。
ここの代表である大井さんは、以前「福岡カフェ散歩」でも取材させてもらったんだけど、単に書籍や雑誌を販売するだけでなく、全国各地で活躍されている作家さん、編集者、写真家、クリエイターの方などを招いたイベントを定期的に開催して文化的な情報発信をされてるんです。
ここでのイベントには過去に2度参加させてもらったんだけど、昨夜もギリギリ仕事が終わって滑り込みで参加してきました。
で、昨夜は、関西で注目を集めるローカルカルチャーマガジン「IN/SECTS」の編集長:松村貴樹氏を招いてのトークショーでした。
概要はこんな感じ。
IN/SECTS Vol.6 発刊記念 Caravan from Osaka 福岡編
トークイベント「ローカルメディア放談」
日時:2015年4月17日(金) 19:00スタート
場所:カフェ&ギャラリー・キューブリック
出演:松村貴樹(IN/SECTS編集長)/ 古後大輔(シティ情報ふくおか編集長)
聞き手:大井実(ブックスキューブリック)
(引用:ブックスキューブリックHP)
■広告なしで発行しているという「IN/SECTS」
(写真出典:http://www.insec2.com/mag)
「IN/SECTS」は、インセクツって読みます。
松村編集長の話を聞いてたら、いわゆるベタベタなボケ突っ込みの関西人のイメージじゃなく、文化的で超私的な趣味をとことん追求する姿勢がこれまた僕が勝手に持っているザ・関西人でしたね。
この人が編集する雑誌なら買ってみたい。読んでみたいと思わせる話でした。
それにしても、誌面に登場するゲストが大物!!さすがその辺は福岡とは違うなぁ。
■福岡に根付くコミュニティマガジン「シティ情報ふくおか」
(写真は、シティ情報ふくおかのfacebookより借用)
そしてもうお一人、この4月に「シティ情報ふくおか」の編集長になったばかりという古後大輔氏。この2人をぶつけたトークショーを企画するなんてさすが大井さんって感じです。
今回のイベント企画の段階では古後さんはまだ副編集長だったというからこれまたなんというタイミングでしょう。写真は、4月20日発売の5月号。古後さんが編集長として担当するのは、次の6月号(5月20日発売)からになります。
■トークショーを聴き終えて
松村さんと古後さんの情報発信に対する考え方がすごく共感できたというか、僕が日頃目指していることと近かったので嬉しかった。
それは、『発信したい情報は、商品やサービスについてのスペック(味や量や価格などの仕様)ではなく、それに携わる人々の物語である』ということ。
つまり、極論すれば、『この料理が美味しいかどうかはどうでもいい。これを作っている人が興味深いかどうかである。そしてその人に興味を持てば、その人の作る料理を食べたくなる』ってこと。とは言っても美味しいと思わなければ最初から興味も持たんやろうけど。
そして、もうひとつ、『そういう考え方の人は少数派(マイノリティ)であり、やはりスペック的な情報を求めている人たちのほうが多数派(マジョリティ)である』ってこと。その現実認識にも共感。
トークショーが終わっての懇親会。古後さんといろいろ話したけど、『そのマイノリティを攻める情報を発信できなければ編集者ではないでしょう!!』と新しい「シティ情報ふくおか」の誕生というか、もっと厳しく言えば、「シティ情報ふくおか」の再生はないでしょう!!というくらいの熱い意気込みが感じられました。
古後さんとは初めてお会いしたんだけど僕のブログや「福岡のまいにちカレー」も読んでもらってたらしく意気投合できたような感じ?w 今後何か楽しい事が出来ればいいですね。
■写真家、川上信也氏「フクオカ・ロード・ピクチャーズ」
(写真出典:amazon.co.jp)
さらに、もう一人素敵な人と出会えましたよ。懇親会で最初にお話した人が川上信也さんという写真家の方でした。
4月26日から約1ヶ月間、筑紫野インターすぐ近くの「自家焙煎珈琲 萌香」で写真展されるよ!!萌香に行った時にオーナーの帆足さんと写真の話してて、川上信也さんの話をしていたのよ。また、なんという巡りあわせ。
いやぁ〜、有意義な夜でした。
大井社長、素敵なご縁をありがとうございました。
店名: カフェ キューブリック [ 食べログ ]
住所: 福岡市東区箱崎1-5-14
電話: 092-645-0630
HP: http://www.bookskubrick.jp/
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