ちょっと前の写真です。それも携帯で撮ったヤツ。長野県から下ってくるトラックと待ち合わせして検品します。芯温系をブスッと刺して温度を計ったり、劣化や変色や病気がないかを確認します。
この写真は、まだまだ悪天候の影響が少なく、良い品質時の品物です。最近は長雨のせいで色、ツヤ、大きさ、形などイマイチです。イマイチな商品が増えてくると、野菜の値段は上がります。当然ながら出荷される商品が減るから、値段はあがるわけです。
ニュースでも取り上げられてますが、今、野菜の相場が上がってますね。初夏から雨が続いて種まきが出来なかったり、低温のために生育が悪かったりで最近になって急にその影響が出てきたんですね。
そんなに相場が上がったり、下がったりした時、スーパーはいくらで仕入ていくらで売っているんだろう。ちょっと考えてみました・・・。
この段ボールには8個が2段に重なってレタスが入ってます。つまり16個入ってます。
約1ヶ月前、レタスの相場は無茶苦茶安かったです。ちなみに、レタス1箱で700円くらいでした。1玉で言えば、700円÷16個=約44円/玉。そのころ、スーパーではレタス1個148円で売ってました。1箱当たりのスーパーの粗利は、売価(148円×16個)−仕入700円=粗利1,668円となります。(この時の粗利率は、約70%)
今、相場はレタス1箱で3,500円くらいもしてます。1玉で言えば、3,500円÷16個=約220円。これをスーパーが店頭で売るとすれば、半玉に切って1切れ158円くらいでしょうね。その場合のスーパーの1箱当たりの粗利は、売価(158円×2切れ×16玉)−仕入3,500円=粗利1,556円となります。(この時の粗利率は、約31%)
相場が高くても安くても1箱当たりの粗利はあんまり変わりませんね。つまり1玉当たりの粗利もあまり変わらないということです。
普通、価格が上下しない商品(工場製品)の粗利ってのは、パーセンテージ、つまり粗利率で決めていく場合が多いんですが、野菜の場合はそう簡単ではないんでしょうね。
それは、何故か、、、、。
相場が下がったと言って1玉50円で仕入れたレタスを粗利率40%で83円販売したとしましょう。1玉83円のレタスって嬉しいですよね。むっちゃ安いよね。でもでもでも、2個は買わないよね。野菜は、安くしたからと言って2倍、3倍の量が売れるもんじゃないんですよね。安いからと言ってそんなに食べられませんからね。保存もそんなに利かないし。
だとしたらあんまり安く売ってもスーパーとしては採算が取れないということですね。安くした分、2倍、3倍の人が来店してくれて買ってくれれば話は違いますが、スーパーのお客さんというのはある程度固定化してるはずですからそんなに上手いことはないでしょう。(特売時は別ですが)
スーパーでは相場が上がろうが下がろうが、同じ売り場面積で同じ人員や経費を掛けているんですから、同じ金額の粗利を稼がないと経営が成り立たないんですね。ということで粗利率ではなく、粗利額を重視して価格設定をしているんでしょうね。
たぶん、そんな気がするぅ〜。あると思います。
【注記】
(1)上記に出てくる相場や価格設定の計算は、僕の見聞と推測をもとに勝手に行ったものです。実際のスーパーでの具体的な数字ではありません。
(2)通常は、スーパーなどでは特売などを除いて、粗利率30〜40%で売価を設定する場合が多いようです。
この写真は、まだまだ悪天候の影響が少なく、良い品質時の品物です。最近は長雨のせいで色、ツヤ、大きさ、形などイマイチです。イマイチな商品が増えてくると、野菜の値段は上がります。当然ながら出荷される商品が減るから、値段はあがるわけです。
ニュースでも取り上げられてますが、今、野菜の相場が上がってますね。初夏から雨が続いて種まきが出来なかったり、低温のために生育が悪かったりで最近になって急にその影響が出てきたんですね。
そんなに相場が上がったり、下がったりした時、スーパーはいくらで仕入ていくらで売っているんだろう。ちょっと考えてみました・・・。
この段ボールには8個が2段に重なってレタスが入ってます。つまり16個入ってます。
約1ヶ月前、レタスの相場は無茶苦茶安かったです。ちなみに、レタス1箱で700円くらいでした。1玉で言えば、700円÷16個=約44円/玉。そのころ、スーパーではレタス1個148円で売ってました。1箱当たりのスーパーの粗利は、売価(148円×16個)−仕入700円=粗利1,668円となります。(この時の粗利率は、約70%)
今、相場はレタス1箱で3,500円くらいもしてます。1玉で言えば、3,500円÷16個=約220円。これをスーパーが店頭で売るとすれば、半玉に切って1切れ158円くらいでしょうね。その場合のスーパーの1箱当たりの粗利は、売価(158円×2切れ×16玉)−仕入3,500円=粗利1,556円となります。(この時の粗利率は、約31%)
相場が高くても安くても1箱当たりの粗利はあんまり変わりませんね。つまり1玉当たりの粗利もあまり変わらないということです。
普通、価格が上下しない商品(工場製品)の粗利ってのは、パーセンテージ、つまり粗利率で決めていく場合が多いんですが、野菜の場合はそう簡単ではないんでしょうね。
それは、何故か、、、、。
相場が下がったと言って1玉50円で仕入れたレタスを粗利率40%で83円販売したとしましょう。1玉83円のレタスって嬉しいですよね。むっちゃ安いよね。でもでもでも、2個は買わないよね。野菜は、安くしたからと言って2倍、3倍の量が売れるもんじゃないんですよね。安いからと言ってそんなに食べられませんからね。保存もそんなに利かないし。
だとしたらあんまり安く売ってもスーパーとしては採算が取れないということですね。安くした分、2倍、3倍の人が来店してくれて買ってくれれば話は違いますが、スーパーのお客さんというのはある程度固定化してるはずですからそんなに上手いことはないでしょう。(特売時は別ですが)
スーパーでは相場が上がろうが下がろうが、同じ売り場面積で同じ人員や経費を掛けているんですから、同じ金額の粗利を稼がないと経営が成り立たないんですね。ということで粗利率ではなく、粗利額を重視して価格設定をしているんでしょうね。
たぶん、そんな気がするぅ〜。あると思います。
【注記】
(1)上記に出てくる相場や価格設定の計算は、僕の見聞と推測をもとに勝手に行ったものです。実際のスーパーでの具体的な数字ではありません。
(2)通常は、スーパーなどでは特売などを除いて、粗利率30〜40%で売価を設定する場合が多いようです。