高校時代の友人の父上が亡くなったという知らせが届き、鹿児島から戻って、夜久留米までお通夜に行った。
父上は銀行マンとして仕事を全うし、70歳だった。今春、ガンの宣告を受けたが、すべての治療を拒否。余命いくばくもないと悟った先月、東京に住む息子を呼んで病気のことを告げ、あらゆる指示を出した。
家族や親戚以外の人には葬儀のことを伝えるな。葬儀場には自分の写真を掲げるな。自分でお寺を決め、自分ですべての段取りを決めた。とても無骨で頑固で人に迷惑をかけることが嫌いで気丈な人だった。
自分の人生劇場の結末を自分で演出したようだ。
死に際は大事だと思った。
僕らもまともに働けるのはあと20年だろう。悔いの残らぬように働いて、良い人生だったと満足しながら、きれいにこの世を後にしたいものだ。
父上は銀行マンとして仕事を全うし、70歳だった。今春、ガンの宣告を受けたが、すべての治療を拒否。余命いくばくもないと悟った先月、東京に住む息子を呼んで病気のことを告げ、あらゆる指示を出した。
家族や親戚以外の人には葬儀のことを伝えるな。葬儀場には自分の写真を掲げるな。自分でお寺を決め、自分ですべての段取りを決めた。とても無骨で頑固で人に迷惑をかけることが嫌いで気丈な人だった。
自分の人生劇場の結末を自分で演出したようだ。
死に際は大事だと思った。
僕らもまともに働けるのはあと20年だろう。悔いの残らぬように働いて、良い人生だったと満足しながら、きれいにこの世を後にしたいものだ。