僕がどこかで誰かと生きていたという記録。
友人より紹介してもらい、福証の営業部長を訪問。
数年後の上場を夢見ながら、事務的な話と最近上場
した会社の事例を聞きに行った。

とりあえず福証が運営するベンチャー向け市場の
「Q-Board」について詳しくヒアリング。

Q-Boardは2年位前に開設された市場。最初は取引
が低迷していたが、ここ数ヶ月は新規参入企業が
元気よく、取引高も急速に伸びているらしい。

現在、4社がQ-Boardに上場しているが、これらの
企業規模は売上高で2億円〜12億円、経常利益で
2000万円〜1億5000万円。いわゆる中小企業である。

これなら狙えるぞ!

現実問題は先日監査法人の友人を訪ねた時に言われた
通りだった。とはいえハードルは少し低く見えた。

しかし、道のりは長い。

1.事前審査

監査法人による事前審査(ショートレビュー)を受ける。
これにより自社の問題点や上場への可能性を評価してもらう。
費用は数十万円。

2.業務改善

ショートレビューの内容について各項目ごとに業務改善指導を
受ける。(中小企業診断士や会計士による指導)
具体的には、中小企業ベンチャー総合支援センターなどが
そういう人材を格安で派遣してくれる。格安でというのは費用
の2/3を国が補助しくれる制度があるとのこと。
それでも会社負担分が1日1人15,000円くらいはかかる。
これを月に1〜2回来てもらい業務改善指導を受ける。
そんなこんなしている内に1年くらいは経ってしまう。

3.監査法人による2年間の監査

これ必須条件。
この費用が年間で700〜1000万円かかる。

4.主幹事証券会社の決定

なんやかんや言っても、この会社の株を売ってくれる証券会社
が現れないことには始まらない。
売る価値がない会社なら証券会社が振り向きもしない。

まあどうにかこうにか証券会社が決まったとしよう。
そうすると上場までの1〜2年の間、証券会社の本社(普通は東京)
から専門の担当者が来て上場に当たっての指導を行う。
この費用が月一回で50〜70万円。

こう考えて言ってもどんだけの作業と費用がかかるのだろう
とビックリである。

前回のブログで書いた大事なことは、
・会社の利益をあげていくこと
・ビジネスモデルを書くこと
・上場の目的がはっきりしていること
・経営と所有の分離の自覚をもつこと
だった。

そして、今回、特にQ-Boardについてポイントを追加すると
「成長性があること」と「独自性があること」である。
この二つを満たすビジネスモデルの確立が急務だと痛感した。
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■プロフィール
上野万太郎/僕がどこかで誰かと生きていたという記録。《食》との出会いは《人》との出会い。

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■著書:「福岡カフェ散歩」「福岡のまいにちカレー」

「福岡のまいにちカレー」(2014年4月)
福岡で毎日カレーを食べながら48店をカメラを持ってオーナーさんをインタビュー。カレーの数だけ物語がありました。

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「福岡カフェ散歩」(2012年12月)
福岡のカフェ54店を取材。オーナーさんの熱い想いを伝えたい。

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■欲望おにぎりとよろこび丼
2020年12月23日、長女がレシピ本居酒屋店長特製の欲望おにぎりとよろこび丼を出しました。

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