キャナルシティのほぼ目の前、中洲と博多駅を結ぶ大通り沿いのビルの2階にある「焼き鳥 とりら」は、この場所で14年目になる焼き鳥専門店。そして「麺道はなもこし」の広畑店主の弟さんが営むお店。
たまたま縁があり、数日前に予約して昨夜訪問。
去年の11月にリニューアルして、カウンターでしか食べられない特別なコース料理に力を入れているらしい。
滋賀県の高坂鶏と淡海地鶏を使い、その美味しい生肉を味わう料理に始まり、客の食べるペースに合わせてカウンター越しに会話する様に次から次に出される料理。
一言だけちょっとした美味しい食べ方を説明しながら、一皿、一鉢、一本ずつ。
3品目が出てきた頃、「これ、焼き鳥屋さんじゃないですね。日本料理専門店ででもないし、鶏料理屋さんと言う感じでもなく、どちらかというとお寿司屋さんみたいですね」と聞いてみた。
「そう言われることもありますし、そういうスタイルを意識してますが、僕はあくまでも“焼き鳥屋”にこだわってます」と。
今年のうちには移転を計画中で、カウンターのみの小箱で今回いただいたコース料理限定で提供する店に変わる予定らしい。
現在は3,500円のコース料理から用意されているが、ここに来るなら予約してカウンター限定の店主おまかせのコース料理を食べて欲しい(5,500円)。
この料理をいただくことが一番広畑店主の生き生きとした姿を見ることが出来るような気がする。
今夜はちょっと余裕があったので、開業した時の話やこれからの夢についていろいろ聞くことが出来た。“焼き鳥屋”にこだわる強かな理由も聞いた。
お兄さんである「麺道はなもこし」の広畑さんも個性的な料理人だけど、弟の広畑さんも面白い。ラーメンと焼き鳥という具合に商品自体は違う料理人として頑張っておられる兄弟。それでも、鶏にこだわるところは偶然か必然か、そこも興味深い。
ということで、今年上半期一番の「美味しい」を連発。
素材の良さと焼きの上手さがあるのだろう、とにかく肉がジューシー。さらに一つの料理の中で素材の温度差や歯ごたえの違いを楽しませるなど繊細な仕事だが、味ははっきりと分かり易い。それでいて全体的には優しく薄い味に仕上げられてある。
前情報などをあまり調べないで伺ったために、とにかく「びっくりした」というのが本音かもしれん。
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とにかく聞いたことがない部位名がいろいろ。全部感動でした。
店名:焼き鳥 とりら〜torila
住所 : 福岡市博多区祇園町8-23 岡本祇園ビル2F
電話:092-263-3336
店休 : 日曜日
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