クロスエイジのF社長を訪問し情報交換をしました。
話題は、以前の記事にも書きましたが「GAP(適正農業規範)」についてです。GAPとは、”良い農業のやり方”についてのルールです。
安全で高品質の農作物を生産し、そして消費者の口に届くまでのチェック項目を決めて、生産現場でも流通現場でもそれをきちんと管理していこうというヨーロッパで先んじて広まっている考え方です。
日本でも最近になってあちこちで話を聞くようになりました。生産だけでなく、流通や販売までを取り込んで大手スーパーなどを中心に契約栽培・契約出荷の大前提となろうとしています。トレーサビリティやポジティブリスト制度に対しても対応できるようなルールです。
ヨーロッパの例を基に個別に進められていた日本でのGAP導入ですが、ここにきて日本でもそのルール作りをきちんと統一して取りまとめて行く必要性が出てきたということで、「日本GAP協会(JGAP)」という団体が発足しています。
宮崎や鹿児島などの大規模農業生産法人では、この動きに対応して「南九州GAP推進協議会」というのを今月設立しました。ここでは全国に先んじてJGAPの認証を取得して、大手との契約販売へより一層対応していこうということのようです。
太陽の光と水と土にまみれて野菜を育てるのが好きだから、農業をしたい!という本来の純粋な農業への動機だけでは、これからの農業はやっていけない時代になってきているのは確実ですね。厳しい〜っ!